- 英語配列・US配列はどうやって日本語入力する?
- Ctrl+Space以外にもっと楽は方法は?
勇気を出して英語配列キーボードを選んだ人に待ち受けているのは、日本語入力が難しい問題です。例えば、MacBookやHHKBの英語配列ですね。
この記事では、同じように日本語入力に悩んだ経験に基づいて、英語配列における日本語入力方法を3つ紹介し、最適解を示します。

理系大学院生の私が解説します!
私のおすすめは方法③です!
おすすめ度★☆☆:Ctrl+Spaceで日本語切り替え
まずは定番の方法Ctrl+Spaceです!この方法は3つの問題点があります。
トグル形式で混乱する
トグル形式とは、キーを押すたびに2つの状態が入れ替わる形式のことです。
トグル形式では、文章を書き始めるときに「今は日本語?それとも英語?」と気にする必要があります。
もし確認せずに打つと、「konnitiha(こんにちは)」とか「ごおgぇ(google)」とか、意図していない文字が打たれてしまいます。
キーの同時押しが必要
Ctrl+Spaceは同時押しが必要なので、指を2本動かす必要があります。恐らく左手小指でCtrl、右手親指でSpaceを押すでしょう。
同時押しとはいっても、入力順序はCtrl→Spaceでなければいけません。Spaceを先に押してしまうと、スペースが挿入されてしまって時間をロスしてしまいます。
スペースキーは打鍵音が大きい
これはキーボード一般に言える話ですが、スペースキーは最も大きいので打鍵音が大きいです。
例えばキーボード界隈で有名なHHKBは、静音モデルでもスペースがガシャンとかなりうるさいです。文章を打つときに英語と日本語を切り替えるのはよくあることなので、切り替えるたびにガシャンと鳴られては困りますね。
おすすめ度★★☆:Commandで日本語切り替え
次に、キーマップソフト(Karabiner-Elements)を使ってCommandに日本語・英語切り替えを割り当てた方法を紹介します。
Macの設定はこちらをどうぞ↓
選択式だから左右が英数・かなに対応
トグル式と違い、左Commandは英数、右Commandはかな、のように別々に割り当てることができます。
そのため、「日本語書きたいな」と思ったら今の状態にかかわらず右Cmdを押せば良く、タイピングにおけるストレスがかなり軽減されます!

Macの日本語配列はこういう理由で英数キーとかなキーを搭載しているんです。
ショートカットが暴発する
しかし、Commandに英数・かなを割り当てるのはデメリットもあります。
その1つ目が、ショートカットが暴発しやすいことです。
例えば、Command+N(新しいウィンドウを作成)、Command+T(新しいタブを作成)、Command+A(全選択)などが暴発すると困ります。特に全選択については、反応が遅れて別のキーを押してしまうと、書いた内容が吹っ飛びます!
ホームポジションから崩れる
デメリットの2つ目は、ホームポジションから崩れてしまうことです。
英語配列のスペースキーは長めに設定されているため、日本語配列の英数・かなキーのように親指で押しやすい位置にCommandがありません。親指をかなり動かす必要があり、その状態で他の指を動かすのは難しいですね。
おすすめ度★★★:Shiftで日本語切り替え
Commandに英数・かなを割り当てるのは望ましくないことがわかりました。
そこで私がおすすめするのは、Shiftに英数・かなを割り当てることです!
繰り返しにはなりますが、Macの方はKarabiner-Elementsの設定をどうぞ↓
選択式だから左右が英数・かなに対応
これはさっきのCommandと同じことですね!タイピング時のストレスが軽減されます。
ショートカットが暴発しない
Commandではショートカットが暴発しやすかったですが、Shiftなら暴発しません!
先ほど例に挙げたように、Command+Nだと新しいウィンドウが作成されてしまいます。
しかし、Shift+Nならば「大文字のNが入力されるだけ」になります!
このように、自分のミスによる被害が最小限になる設定がShift割り当てなのです。

ちなみにMacの日本語配列はこのような暴発はしないように設計されてます!
日本語配列を選ぶ理由としては大きいかもしれませんね。
ホームポジションから崩れない
Commandに割り当てたときは、親指が大きく動いてしまうせいでホームポジションから崩れていました。
しかし、Shiftに割り当てれば小指で楽に押せるので、ホームポジションから崩れません。
Windowsでも使える
これは大きいんじゃないでしょうか。HHKB英語配列などを使っている人は、スペース横のCommandがWindowsキーになっています。Commandに割り当ててしまうと、Windowsキーを他のキーに割り当てる必要が出てきます。
しかし、ShiftキーはMac用キーボードにもWindows用キーボードにも、HHKBにもあります。全てのキーボードで同じように日本語入力できるようになるんですよね!
まとめ
今回は英語配列で日本語入力するための、英数・かなの割り当て方法3つについて解説しました。以下にまとめます。
- Ctrl+Spaceは基本的な方法だが、トグル式で使いにくい。
- Commandに英数・かなを割り当てると、ショートカットが暴発する
- Shiftに英数・かなを割り当てるのが最も使いやすい
もしShiftに英数・かなを割り当てたいと思った方は、以下の記事を参考にしてください。
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